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神戸 攻守にキラリ蛍“光った”2年ぶり4強「いよいよ見えてきた」

[ 2019年10月24日 05:00 ]

天皇杯 準々決勝   神戸1―0大分 ( 2019年10月23日    ノエスタ )

<神戸・大分>後半、先制ゴールを決め、大喜びの神戸・山口(手前右)
Photo By 共同

 初タイトルを目指す神戸が大分を1―0と下し、2年ぶりにベスト4へ進んだ。

 悲願の初タイトル、そしてACL出場権獲得まで、あと「2」に迫った。0―0の後半11分、FW田中のパスを受けた元日本代表MF山口はゴールを見定め、左足ダイレクトで鮮やかに流し込む。「(今季は)ACLを狙ってスタートしているし、獲れるタイトルは天皇杯しかない」。頂点への思いを結果で示し、これが2年ぶりに4強へと駒を進める決勝弾となった。

 リーグ戦は2連敗中で10位。広島に2―6、FC東京に1―3と計9失点を喫した。「DFにとってはありえない数字」と振り返った元日本代表DF酒井は「この大会で一歩進みたい執念が、今日はこっちにあった」と続けた。MFイニエスタやDF西をケガで欠く中でも、屈辱をバネに無失点で切り抜けた。

 クラブにとって3度目のベスト4進出。ただ、ACL出場権を獲得するためには優勝しなければ意味がない。「(頂点が)いよいよ見えてきたなって感じがある」と山口。初の決勝進出を懸け、12月21日の準決勝は清水と対戦する。

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2019年10月24日のニュース