地元紙記者も太鼓判!ボローニャ冨安は「普通じゃない」 CBサイズでSBこなす「卓越した身体能力」

[ 2019年9月24日 09:00 ]

ボローニャの日本代表DF冨安(AP)
Photo By AP

 イタリア・セリエAの古豪ボローニャに加入した日本代表DF冨安健洋(20)が新天地イタリアで好スタートを切った。22日にホームのローマ戦にフル出場し、開幕からリーグ4試合連続、公式戦5試合連続のフル出場。ファン投票による8月のクラブ月間MVPに輝いた。本職のセンターバック(CB)ではなく、右サイドバック(SB)で高いパフォーマンスを発揮しているセリエA11人目の日本人選手について、地元のボローニャ担当記者に話を聞いた。(取材協力=ボローニャ・神尾光臣通信員)

 カテナチオ(イタリア語でかんぬき)と呼ばれる堅守が伝統のイタリアで、冨安は“二刀流”でインパクトを与えた。地元記者が口をそろえて語った印象は「普通じゃない」。身長1メートル88のセンターバックが、開幕から全試合で右サイドバックで起用されている理由についてコリエレ・ディ・ボローニャ紙のモッシーニ記者は「卓越した身体能力を持っている。チームはそれを生かすため、あえてSBをやらせている」と説明した。

 トゥット・ボローニャ・ウェブのミングッツィ記者は「センターバックのフィジカルを持つ冨安が、敏しょう性が求められるサイドバックでプレーしているのは普通じゃない。2つのポジションができるのは監督にとって有利」と評価。似たタイプの選手を聞くと「挙げるのは難しい」「ある意味、一番答えるのに困る」とともに思いつかないそうで、冨安は現在、セリエAで唯一無二の存在と言えるのかもしれない。

 今後の起用法については意見が分かれた。モッシーニ記者は「もし(CB)デンスビルの調子が上がらなければ、遅かれ早かれ冨安を本職でプレーさせることになるのではないか」と予想。一方、ミングッツィ記者は「DFの人数が少ないから、たまにCBで出ることになると思うが、今のチームでは当分SBで出続けることになると思う」と層が薄い右SBに固定されるとの見方を示した。

 モッシーニ記者は「守備のマンマーク、攻撃の組み立てもしっかりできる」とプレーの良い点を挙げた一方で課題については「戦術面を鍛えればもっと良くなると思う。ここ2戦はやや苦しんでいるが、まだ20歳だし、シーズンの最初で浮き沈みがあるのは当然のこと」。月間MVPにも選出され、「ファンは関心を持って冨安のことを見て、好きになっている」という。既に地元サポーターのハートをつかんでおり、主力選手として大きな期待を集めそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2019年9月24日のニュース