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名古屋、風間監督解任…後任はフィッカデンティ氏

[ 2019年9月21日 05:30 ]

名古屋の風間八宏監督
Photo By スポニチ

 名古屋の風間八宏監督(57)が解任されたことが20日、分かった。複数の関係者によると、この日の練習試合後に解任が決定。指揮官はすでに選手やスタッフにあいさつを済ませたという。後任にはFC東京や鳥栖を率いたマッシモ・フィッカデンティ氏(51)が就任。21日に行われるファン感謝デーで正式発表される見込みだ。

 最近15試合で1勝5分け9敗。低迷する名古屋がついに断を下した。ACL出場権を目標にした今季はDF吉田やMF米本、MFシミッチら実力者を獲得。開幕3連勝とスタートダッシュに成功したが、徐々に失速していった。風間監督の求心力は低下し、U―22代表FW相馬(現鹿島)やDF金井(現鳥栖)らは夏に移籍。7月20日のG大阪戦後には解任の方針で固まっていたが、経営陣と強化部の意見が合わずに据え置きとなっていた。だが、現在11位ながらJ2降格圏16位の鳥栖とは勝ち点4差。2年連続でJ1残留争いに巻き込まれた状況を、もはや看過できなかった。

 フィッカデンティ氏はイタリア人らしく守備の構築にたけた戦術家。リーグワースト5位の40失点を喫している守備陣の立て直しにはうってつけの人物といえる。とはいえ目指す攻撃サッカーからは180度違った方針転換。指揮官だけではなく、クラブ強化部の責任も問われる。

 ◆マッシモ・フィッカデンティ 1967年11月6日生まれ、イタリア・マルケ州フェルモ県出身の51歳。01~02年シーズン途中にセリエC2(4部リーグ)のUSフィオレンツォーラ1922で監督キャリアをスタート。セリエAチェゼーナ監督時代、長友を指導。14年から15年までFC東京、16年から18年途中まで鳥栖を指揮。1メートル81、77キロ。

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2019年9月21日のニュース