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ロペス帰ってきた 札幌の危機救う!14日復帰あるぞ「痛みも違和感もない」

[ 2019年6月6日 05:00 ]

完全復活へ軽快な動きを見せた札幌FWアンデルソン・ロペス(左)
Photo By スポニチ

 左膝じん帯損傷で離脱していた札幌FWアンデルソン・ロペス(25)が5日、札幌・宮の沢で行われた全体練習に38日ぶりに参加し、部分合流を果たした。J1次節、14日の川崎F戦(等々力)出場も示唆。ケガ人が相次ぐ中、リーグトップタイの今季7得点を挙げる頼もしい男が帰ってきた。

 ロペスが久々の全体練習合流に喜びをかみしめた。ボール回しやパス練習でチームメートとボールを追った背番号11は「状態はいい。痛みも違和感もなかった」と笑顔。完全合流に向けては「(ゲーム形式などの参加は)7日か8日くらい」と言葉を続けた。完全復活は間もなくだ。

 ロペスは4月28日の磐田戦で左膝を負傷した。即ブラジルに帰国してリハビリを始めると5月26日に帰札。当初は公式戦復帰は夏までかかると見られたが「だいぶ短縮できた。ブラジルでの治療とリハビリで良いスタートを切れたことが良かった」と順調すぎる回復ぶりを見せ、前倒しでチーム練習に加わった。

 現在の札幌は緊急事態だ。宮沢主将は右膝軟骨を損傷し手術を受けた。右太腿裏痛の影響で前節1日の広島戦を回避したMFチャナティップ、同戦で右内転筋を痛め日本代表を辞退したFW鈴木も次の川崎F戦出場が危ぶまれる。相次ぐ故障者に加え、広島戦で警告2枚で退場処分を受けたMFルーカスも次戦は出場できない。

 そんな中、ロペスは「可能性として入っている」と川崎行きを示唆。出場9試合で50本ものシュートを打ち、リーグトップタイの7点を決めてきた男の頼もしい言葉だった。順調に練習の強度を上げていけるか、今週のトレーニングが注目される。

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2019年6月6日のニュース