若きなでしこ、女子W杯へ出発　高倉監督「全力で頑張りたい」

笑顔でフランスに出発する高倉監督（撮影・島崎忠彦）
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　6月7日に開幕するサッカー女子のW杯フランス大会に臨むなでしこジャパンは27日、羽田発の航空機で決戦の地フランスへ出発した。出発前には壮行セレモニーが行われ、高倉麻子監督（51）は「世界一に届くよう、全力で頑張りたい」とあいさつ。集まった空港利用客からは「頑張って！」といった声援が飛んだ。

　「TOKYO2020」へ続く戦いだ。招集メンバー23人中17人がW杯初出場。16年4月に就任した高倉監督は世代交代を進め、フレッシュなチームをつくり上げた。日本協会関係者は「16強に行ってくれたら」と話すなど、指揮官続投のボーダーラインは1次リーグ突破。ノルマは低めに設定されているが、来年に迫った自国開催の東京五輪を見据え、世界との真剣勝負で経験値を積むことが若いチームには大きな財産となる。

　選手、コーチングスタッフはビジネスクラスに搭乗とサポートも万全。チームは6月2日にスペインと大会前最後の国際親善試合を行い、10日にアルゼンチンとの1次リーグ初戦に挑む。