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浦和 オリヴェイラ監督を解任…“大槻組長”が新監督へ 3年連続シーズン途中での監督交代劇

[ 2019年5月28日 20:00 ]

浦和のオリヴェイラ監督
Photo By スポニチ

 低迷が続く浦和は28日、オズワルド・オリヴェイラ監督(68)との契約解除と後任には前ヘッドコーチの大槻毅氏(46)の就任を決定した。リーグ戦では26日の広島戦で0―4と大敗、攻守とも精彩を欠き09年以来となる4連敗を喫し、クラブ側は事実上の解任を決断した。3年連続してシーズン途中での監督交代劇となった。

 オリヴェイラ監督は昨年4月、堀孝史元監督の解任を受けて就任。鹿島時代に6冠の名将はフィジカル面から見直し、夏場以降はチームを再建。同12月には天皇杯制覇にも導いた。だが今季は開幕から得点力不足を露呈。札幌、横浜、名古屋とボールを保持する傾向のチームに完敗が目立った。効果的な“打つ手”も見られず、5勝2分け6敗と黒星が先行。ACLこそ1次リーグ突破を決めたが、J1との2冠達成を目指すにはもはやタイムリミットだった。

 後任となる大槻新監督は今年3月までヘッドコーチを務め、その後は「海外クラブとのネットワーク構築推進プロジェクト」責任者を任されていた。昨年4月に暫定的に監督を務め、4勝2分けの好成績を残したことは記憶に新しい。選手の信頼も厚く、ジェルで固めたオールバックと派手なアクションで「アウトレイジ」「組長」と呼ばれ、またたく間に人気者となった熱き指揮官だ。オールバックの指揮官は29日の練習から指揮し、6月1日の川崎F戦が初陣となる。

 また、ルイス・アルベルト・シルバ・ヘッドコーチ、アレックス・コンディショニングコーディネーターとの契約も解除された。

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2019年5月28日のニュース