U20日本、メキシコに3発快勝　決勝トーナメント進出に前進

U―20W杯1次リーグ   日本3―0メキシコ （ 2019年5月26日    ポーランド ）

メキシコ戦の後半、ゴールを決め駆けだす田川（左）
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　B組の日本は26日、メキシコに3―0で快勝し、勝ち点4で2位につけ、2大会連続の決勝トーナメント進出に大きく近づいた。FW宮代大聖（19＝川崎F）は前半21分の先制点など2得点。後半7分にはFW田川亨介（20＝FC東京）もゴールを決めた。同組ではイタリアがエクアドルを1―0で破り、2連勝で16強入り。次戦は29日の1次リーグ最終戦でイタリアと対戦する。日本は引き分け以上で突破が決まり、敗れても可能性が残る。

　序盤からボールを保持して主導権を握る理想的な展開。影山監督は「修正力は日本人ならでは。いい心理状態でプレーした」と選手を称えた。

　第1戦エクアドル戦と異なり、相手のプレスやポジショニングを冷静に見極めた。テンポのいいパス回しでスペースを突き、相手陣に押し込む。待望の先制点は前半21分に生まれた。宮代が浮き球のパスに反応し、正確なワンタッチでゴール右下に決めた。

　この日は19歳の誕生日。「あの時間帯で1点取れて、みんな楽になった」と笑顔を見せた。本領発揮の勝利にDF鈴木冬は「もっと強い相手とやりたい気持ちになった」と話す。16強入り、そしてその先へ。次のイタリア戦で真価が試される。