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浦和、監督交代の理由を説明 戦力補強、サポートを生かせず「上位進出もままならない」

[ 2019年5月28日 21:32 ]

浦和のオリヴェイラ監督
Photo By スポニチ

 低迷が続く浦和は28日、オズワルド・オリヴェイラ監督(68)との契約を解除し、後任に前ヘッドコーチの大槻毅氏(46)が就任すると発表した。リーグ戦では4連敗を喫して11位と苦戦しており、事実上の解任。3年連続してシーズン途中での監督交代劇となった。

 クラブは同日、公式サイトに立花洋一社長の名で「ファン・サポーターのみなさまへ」と題した文書を発表し、監督交代について説明。オリヴェイラ監督に対して「就任以来、勝利へのこだわり、メンタリティーなどを選手に植え付けていただき、本当に感謝しています。また、彼の力があったからこそ、天皇杯を最高の形で優勝することができました」と感謝の意を示しながらも、「リーグでは、思い通りの結果が出ておりません。特にホームゲームでの試合内容が悪く、トレーニングでも改善されず、非常に苦しい状況が続いています」と苦境が続くチーム状況を説明。

 そして「これまでチームに対しては、ACLとリーグを戦い抜けるだけの戦力補強を行いました。また、オリヴェイラ監督の要望を受け、コンディション回復機器の導入や、食事の提供などのサポートを実施してきました。しかしながら、それらを生かし切れているとは言えない現状があり、このままでは、優勝はもとより上位進出もままならないと判断し、監督、ヘッドコーチの経験がある大槻毅氏に監督に就任していただくこととしました」と監督交代に至った理由を説明した。

 大槻新監督には「チームを外から見ていて足りない部分も把握しており、その戦術的な部分を植え付けることで、チームを躍動させてくれると確信しています。何より、クラブとして掲げている、浦和のために最後まで走り、闘い、貫くことを体現させ、特にホーム埼玉スタジアムでの強い浦和レッズを復活させてくれると期待しています」とし、暫定的に指揮を執った昨季に続いてのチーム立て直しに期待。最後はサポーターへ「みなさまにはご心配をおかけし、大変申し訳ありませんが、引き続きのサポートをよろしくお願いいたします」とメッセージを送り、文書を締めくくっている。

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2019年5月28日のニュース