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“ナニワのメッシ”G大阪・食野 大阪ダービー主役だ!頼むぞ危機“一発”  

[ 2019年5月18日 05:30 ]

明治安田生命J1第12節   G大阪―C大阪 ( 2019年5月18日    パナスタ )

「ガンバのメッシ」食野がダービーのジョーカーだ
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 37度目の大阪ダービーの主役は、若き才能が飾る。G大阪は18日、C大阪とホームで対戦。宮本恒靖監督(42)が若手起用の方針を示す中、期待されるのは“ナニワのメッシ”FW食野亮太郎(20)だ。今季ストライカーとして覚醒した新鋭が、ダービーでの不敗記録を「8」に伸ばし、今季リーグ戦ホーム初勝利をもたらす。

 現在の好調ぶりが冗舌にさせるのか、それとも特別な対戦相手だから生まれる高揚感か。食野はC大阪との大一番を前に言い切った。

 「上にいくためにも、こういう大舞台で結果を残したい。目標はW杯に出場すること。セレッソ戦は通過点」

 前節・鳥栖戦でDF2人を置き去りにする圧巻のJ1初得点を挙げた。U―23チームの一員として出場したJ3リーグでは8得点で得点ランクトップ。ルヴァン杯での1得点も含めると、全選手の中で最速2桁となる公式戦10得点。トップチームでの大阪ダービー出場歴はないが、今、最も得点のにおいをかぎ分けられる選手だ。

 G大阪の下部組織出身。中学時代は名字とアルゼンチン代表FWメッシに掛けて“メッシー”と呼ばれていた。「向こうは左利きやし…」と笑うがプレースタイルは本家同様にキレ味抜群。C大阪戦はジョーカー起用が濃厚で「鳥栖戦の1試合だけならまぐれ。メッシのようにコンスタントに取らないと。アカデミーの頃からセレッソに苦手意識はない」と勝負を決する一発を見舞うつもりだ。

 リーグ戦は7試合勝ち星なく、J2降格圏16位に低迷する中、先発にはともに20歳のMF高江やMF福田も起用される見込み。若き力で苦しいチームを救い、新たな時代の幕開けを迎える。

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