湘南 怒りの2点差大逆転!“誤審”はね返した 声震わす指揮官

[ 2019年5月18日 05:30 ]

明治安田生命J1第12節   湘南3―2浦和 ( 2019年5月17日    埼玉 )

<浦和・湘南>前半、杉岡(中央)のシュートはポストに当たってゴールの中へ入るが、ノーゴールに(撮影・篠原岳夫)
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 湘南が“誤審”をはね返して3―2で逆転勝ちした。2点を追う前半31分、MF杉岡大暉(20)のシュートはゴールを割ったかに見えたが判定はノーゴール。チョウキジェ監督や選手らが約5分間、山本雄大主審(36)に詰め寄って抗議したが実らず、前半を終えた。それでも後半に怒とうの反撃で同点に追いつくと、アディショナルタイムにMF山根視来(みき、25)が決勝点を奪い、敵地で意地の大逆転劇を演じた。

 誰もが目を疑った。2点を追う前半31分、湘南の杉岡が左足でシュートを放つと、ボールは右ポストの内側に当たってゴール左に転がり、ネットを揺らした。ボールはネットの外側にあった給水ボトルに当たってピッチ内へ。浦和のGK西川が拾って前方に投げると、プレーは継続となった。山本主審はゴールを認めなかった。

 「キックオフが早く始まったのかと思った。ネットに当たったのが見えたので、ゴールが認められないとは思ってもいなかった」と杉岡はぼう然。選手も、ベンチのチョウキジェ監督も約5分間猛抗議したが、判定は覆らなかった。

 判定に納得のいかない指揮官は後半の試合続行を拒否することも考えた。ハーフタイムに選手に「やるか、やめるか」と問いかけると、選手からは「逆転してから(抗議を)言おう」と答えが返ってきた。ここから怒りをエネルギーに変えた湘南イレブンの怒とうの反撃が始まった。

 後半から出場の菊地が2分、34分と2点を決めて同点。そしてアディショナルタイムにはカウンターから山根が右足を振り抜くと、相手に当たってGKの頭上を越え、ネットを揺らした。山根は「技術とかではなく、気持ちで押し込んだ」と興奮冷めやらぬ様子で口にした。

 “誤審”をはね返しての大逆転劇。チョウキジェ監督は「選手が反骨心を持ってフェアに戦ってくれた。こういう場に立ち会えて幸せ」と声を震わせた。昨年ルヴァン杯を初制覇した埼スタでまた成長した姿を見せた。

 《森保監督が視察 湘南の執念評価》視察した日本代表の森保監督も湘南の執念を評価した。「湘南のひた向きに戦い続ける姿に感動した。信じられない判定があってもラフプレーに走ったり、集中を切らすこともなかった」。ゴールラインテクノロジーの導入についても「人の目でやるのがサッカーの素晴らしさだが、テクノロジーを使って、副審と協力していい形をつくれれば」と話した。

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