なでしこＪ　Ｗ杯の“ライバル”イングランドに０―３完敗　高倉監督「いろんなものが見えた」

女子サッカー国際親善シービリーブス杯   日本０―３イングランド （ 2019年3月5日    米フロリダ州タンパ ）

〈日本・イングランド〉イングランドＤＦグリーンウッド（左）と競り合うなでしこジャパンＦＷ遠藤純（ＡＰ）
Photo By ＡＰ

　サッカー女子の国際親善大会「シービリーブスカップ」に出場しているＦＩＦＡランキング８位のなでしこジャパンは５日（日本時間６日）、米フロリダ州タンパで同４位のイングランドと対戦。前半に３失点し敗れた。日本は米国、ブラジルとの総当たり戦を１勝１敗１分けで終え、イングランドが２勝１分けで優勝した。

　１勝１分けの勝ち点４で並び、勝利したチームが優勝となる一戦。イングランドは、前半１２分にスタニフォースのゴールで先制し、同２３分にカーニー、同３０分にはミードが追加点を奪った。日本は、後半攻め込んだものの決定力を欠き無得点で敗れた。

　試合後、高倉麻子監督は険しい表情だった。「悔しい０−３だが、いろんなものが見えた。全体的に集中力が抜けていたところがあったし、精度、強度を上げていかないといけない。これを糧に一つずつ積み上げていきたい」とインタビューに答えた。イングランドは６月開幕の女子Ｗ杯フランス大会で同じ１次リーグＤ組に所属するライバル。“前哨戦”で敗れたなでしこジャパンは“本番”でのリベンジを目指す。