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05年J新人王“ボビさん”ことカレン・ロバートが現役引退を表明「気持ちは晴れやか」

[ 2019年3月2日 14:46 ]

カレン・ロバート
Photo By スポニチ

 かつてJ1の磐田などで活躍し、2005年のJリーグ新人王にも輝いたFWカレン・ロバート(33)が2日、自身のインスタグラムを更新。現役引退を表明した。

 カレンは「プロ選手活動終了のお知らせ」とタイトルを付け「はっきりとお伝えしていなかったのでこの場を借りて伝えさせてください」と切り出すと「プロになり7年間をJリーグで過ごし、そこから今日まで約8年間海外サッカーに触れてきました。我ながらまったく想像もしてなかったキャリアです。最後の2年は色々ありましたが、中途半端で終わりたくなかったので結果はどうあれ今はチャレンジしきれて気持ちは晴れやかです」と引退を報告した。

 茨城県出身のカレンはアイルランド人の父と日本人の母を持ち、市立船橋高時代に全国高校サッカー選手権優勝を経験して04年に磐田入り。プロ2年目の翌05年に13ゴールを挙げてJリーグ新人王に輝いた。同年の世界ユース選手権(現U―20W杯)オランダ大会にも出場し、08年北京五輪を目指すU―22日本代表にも選出。五輪本大会ではメンバー入りを逃したが、10年にオランダのVVVフェンロに移籍すると、タイや韓国、インドと各国のリーグを渡り歩いた。

 15年からは千葉県社会人リーグ2部(当時、17年から1部)のローヴァーズFCでオーナーを務めており、「ありがたいことに既に次の人生のスタートを切れています。またハードな日々が待っているとは思いますが、プロ生活で培ったもので次は木更津市のサッカークラブをプロクラブまで押し上げていきたいと思います」と第2の人生にも意欲的。「15年間応援ありがとうございました!」と感謝するとともに、人懐こい人柄で日本代表DF吉田麻也(30=サウサンプトン)らに「ボビさん」と親しまれたキャラクターそのままに「P.S お疲れちゃんパーチーのお誘いお待ちしてます」と愛嬌たっぷりに締めくくった。

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2019年3月2日のニュース