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バルサ「クラシコ」第1R圧勝、メッシ不発でも強い!解説・西野氏第2Rも「有利」

[ 2019年3月1日 05:30 ]

スペイン国王杯準決勝第2戦   バルセロナ3―0Rマドリード ( 2019年2月27日 )

3―0でRマドリードに勝利したバルセロナ
Photo By AP

 レアル・マドリードとバルセロナの伝統の一戦「クラシコ」の“2連戦”初戦は、バルサが制した。27日、スペイン国王杯準決勝第2戦で、史上初の5連覇を狙うバルセロナが敵地でRマドリードを3―0で下し、2戦合計4―1で決勝進出を決めた。中2日で迎える3月2日に、両者はスペイン1部リーグで再び激突。この試合を生中継するWOWOWでゲスト解説を務める前日本代表監督の西野朗氏(63)が、優勝争いの行方を左右する大一番を展望した。

 27日の国王杯クラシコをマドリードで初めて生観戦した西野氏は「大差になるとは予想していなかった」と意外な結果を振り返った。バルセロナが宿敵に快勝できた理由について「バルサは前半0―0でOKの戦い方で、後半に攻撃のスイッチを入れた」とバルベルデ監督の戦略を指摘。「お互い両サイドを攻略しクロスを上げたチャンスで、ポイントにいたのはバルセロナのスアレス。Rマドリードのベンゼマはいなかった」と両センターフォワードの出来が明暗を分けたと分析した。

 リーグ戦はバルセロナが勝ち点57で首位。3位Rマドリードに勝ち点9差をつけている。中2日でのリーグのクラシコに向けて西野氏は「バルサは結果が出て国王杯決勝進出を決めた。リーグもリードしている。心理的にはバルサ有利」と予想。エースFWメッシは国王杯で不発だったが「メッシが調子が良くなくても勝てる。それが今バルサが強い証拠かもしれない」と語った。

 一方のRマドリードは崖っ縁。「中2日でどう立て直すか。劇的に変えるにはDFマルセロ、FWベールらの経験値が必要かもしれない」と国王杯はベンチスタートだったベテラン勢の奮起に期待を寄せた。

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