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J1磐田・中山仁斗 得点力不足解消の起爆剤“ゴン2世”襲名目指す

[ 2019年2月4日 09:00 ]

19年J1注目の男(2)

磐田の新体制発表会見に出席したFW中山仁斗
Photo By スポニチ

 昨季16位の磐田は“ゴン2世”襲名を目指す中山仁斗(まさと)が巻き返しの起爆剤となる。

 名前の読みはかつてのエースFW中山雅史(現J3沼津)と1字違い。チームでは「ゴン」の愛称で親しまれ、鹿児島キャンプ中の練習試合では2戦3得点と、ピッチ内外で存在感が光る。「中山さんと比べたら、自分はまだまだ。恐れ多いです」と謙遜しつつ「早く磐田の中山という言葉に見合う選手になりたい」と抱負を口にする。チームは昨季J1ワースト2位の35得点。得点力不足解消の切り札として期待に応え、偉大な背中に近づく。

 決定力に加えてポストプレーなど周囲を生かす仕事も持ち味だ。定位置を争う元日本代表FW川又とU―21日本代表FW小川航は“生かされる”役割もこなすだけに、中山が実力を発揮することで2トップのオプションが増える。「得点や攻撃の起点になることだけでなく、守備でも貢献できるようにしたい」と決意を示している。

 14年のJ3鳥取入団からJ2山口、山形とステップアップを遂げてきた。初のJ1に向け「活躍すれば代表入りも見えてくる。チャレンジャー精神を持って臨みたい」。“俺がジュビロの中山だ!”と胸を張れる日まで歩みは止めない。

 ◆中山 仁斗(なかやま・まさと)1992年(平4)2月6日生まれ、兵庫県尼崎市出身の26歳。大産大付高―大産大を経て14年にJ3鳥取に入団。16年にJ2山口に移籍し17年から昨季までJ2山形でプレー。J2通算66試合出場16得点。J3通算54試合出場13得点。1メートル80、73キロ。利き足は左。

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2019年2月4日のニュース