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【城彰二氏 視点】守備陣集中切らさず 鹿島“狙い通り”の展開に

[ 2018年11月11日 08:47 ]

ACL決勝戦第2戦   鹿島0―0ペルセポリス ( 2018年11月10日    イラン・テヘラン )

<ペルセポリス・鹿島>競り合う鹿島のレオ・シルバ(右)=AP
Photo By AP

 鹿島は第1戦の2点リードのアドバンテージをうまくいかした。しっかり守り、カウンターやセットプレーでゴールを狙う作戦だったが、前半からGK権純泰の再三の好セーブや、レオ・シルバ、三竿健のダブルボランチを含めた守備陣が集中力を切らさず、よくしのいだ。後半は点を取らなければならないペルセポリスが焦りはじめて、鹿島の狙い通りの展開になった。

 鹿島は第1戦と同じメンバーだったが、それだけ第1戦の手応えがよかったのだろう。特に守備のコンビネーションが抜群だった。慣れない中東でのアウェー戦。独特の雰囲気にのまれることもなかった。

 私も以前、テヘランで試合をしたことがあるが、歓声で圧倒された記憶がある。この日はブブゼラも使われ、さらに威圧される感じだっただろう。芝も日本より深くてボールが浮く感じだったが、よく適応していた。見事な優勝、この大会を通して得た経験でさらに大きなクラブとなると思う。 (元日本代表FW)

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2018年11月11日のニュース