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マラドーナ氏 メキシコ2部ドラドス監督就任会見「心を込めて取り組む」

[ 2018年9月11日 16:59 ]

メキシコ2部・ドラドスの監督に就任したマラドーナ氏(AP)
Photo By AP

 メキシコ2部ドラドスの監督に就任した元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏(57)が10日、現地で就任会見を行った。

 会見中は終始ご機嫌だったマラドーナ氏は「オレは遊びに、バケーションに来たんじゃない。仕事をするためだ。心を込めて取り組む」と宣言。「人々はオレが(監督として)タイトルを獲得したことがないと言う。しかし、昇格は果たしているぜ。オレの監督キャリアは決して“ゼロ”なんかじゃない」。昨年4月から今年4月まで指揮したUAE2部アルフジャイラの1部昇格に貢献した(昇格決定前に退任)ことを引き合いに出し、現在2部で15チーム中13位に低迷するドラドスを昇格に導くことを目標に掲げた。

 2度のW杯制覇を果たすなどスーパースターとして活躍したマラドーナ氏は現役引退後、母国のラシン監督などを経て、2008〜10年に母国アルゼンチン代表を指揮。2010年W杯南アフリカ大会はベスト8に終わった。2011年から率いたUAE1部アルワスルは、成績不振のため約1年で解任された。

 地元メディアによると、月給は15万ドル(約1680万円)。年俸換算では約2億円で、1部を含めてメキシコリーグで2番目の高額年俸指揮官になるという。過去には薬物使用、アルコール依存症などのトラブルがあったが「感情的には人生で最高の状態だと感じている。子供達と仲良くやっているし、元妻との(財産をめぐる)小さなトラブル以外は問題はない」と笑顔で胸を張った。

 初采配は17日のタパチュラ戦となる見通しで、その手腕とピッチサイドでの動きに注目が集まりそうだ。

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2018年9月11日のニュース