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遠藤航 W杯雪辱2発、槙野も決めた!浦和4戦ぶり勝ち点3

[ 2018年7月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第16節   浦和3―1名古屋 ( 2018年7月18日    埼玉 )

<浦和・名古屋>後半33分、3点目のゴールを決めてガッツポーズする浦和・遠藤(撮影・尾崎 有希)
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 W杯による中断期間が明け、各地で9試合を行った。浦和はホームで名古屋に3―1で快勝。日本代表DF遠藤航(25)が今季初を含むヘッドで2得点。同DF槙野智章(31)もヘッド弾で続き、W杯に出場した2人によるアベック弾でリーグ戦4戦ぶりの勝利を飾った。横浜はリーグ史上2位タイとなる8得点。U―21日本代表MF遠藤渓太(20)が3得点に絡む活躍で、20年東京五輪、22年W杯カタール大会へ向け好スタートを切った。

 これが、カタールへの号砲だ。W杯代表のDF遠藤がJ1では自身初の1試合2発と爆発した。いずれも左のCKが起点。前半40分の先制弾は相手マークをかわし、中央から叩き込んだ。後半33分のダメ押し弾は「ニアで合わせる得意な形」から流し込んだ。こん身のガッツポーズが、懸ける思いを物語った。

 ロシアから悔しさを持ち帰った。リオ五輪で主将を務めた25歳もW杯は出場なし。5日に帰国すると休むことなく、11日の天皇杯に出場。「(試合に)出ていれば世界が変わったかも。その悔しさは忘れずやっていきたい」。目の前の一戦にぶつけるようにピッチに立った。早速、目に見える結果を残した。

 全国的に記録的な猛暑が続く中でのJ1再開。だがスタミナには自信があった。「フルーツ王子」を自負するほど果物好きの遠藤は今季から疲労回復を目的としてビタミンB群が豊富なサバを多く食べるように食生活を変えた。攻守にパワー全開。効果はてきめんだった。

 後半25分には槙野も左CKからヘッド弾で続いた。ゴール後はVIP席で観戦していた原口元気(ハノーバー)に向けて敬礼ポーズを送った。槙野は「ベルギー戦でゴールを決めた原口選手は僕の所に走ってきてくれたので“お返し”です」と笑わせた。前半戦こそ低迷した浦和だが、W杯戦士のアベック弾で中断明けの一戦に快勝。「気温も暑いですが、僕らのサッカー熱はもっと熱いです!」と槙野。赤い悪魔の逆襲を予感させた。

 ≪視察の関塚氏満足感≫日本協会の関塚技術委員長が浦和―名古屋戦を視察。W杯メンバーの遠藤、槙野の2人が得点する展開に「チームを勝たせるためW杯で感じてきたものを、しっかりJでもプレーしてくれている」と満足そうだった。20日には日本代表の次期監督について協議する技術委員会が控えるが、田嶋会長とは「連絡は取っています」と話すにとどめた。

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