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イニエスタ来日、300人に神対応 22日の神戸デビュー意欲

[ 2018年7月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第17節   神戸―湘南 ( 2018年7月22日    ノエスタ )

早朝から詰め掛けたサポーターにサインするイニエスタ(撮影・奥 調)
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 神戸に完全移籍で加入したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)が18日、関西空港着のプライベートジェット機で来日した。19日にメディカルチェックを行い、20日からチームの練習に合流予定。最短でのデビュー戦となる22日の湘南戦(ノエスタ)まで調整期間はわずかでも、出場に向けて自信を示した。世界的名手のJ初陣へ、いよいよカウントダウンに入った。

 待ちわびたスターがやってきた。午前8時40分。三木谷浩史会長のプライベートジェット機で関西空港に降り立ったイニエスタが、到着口から姿を見せた。集まった300人のファンに対して約10分間、サインをするなど神対応を見せると、80人の報道陣には新天地での抱負を語った。

 「(コンディションは)良い状態です。長い旅でしたけど、日本に来ることをすごい楽しみにしていて、今からヴィッセルの仲間たちとプレーすることをとても楽しみにしながら日本にやってきました」

 19日にメディカルチェックを受け、20日からチームの練習に合流する。最短でデビューが可能な22日の湘南戦まで、新たなチームメートと連係を図る時間は2日間しかない。それでも、超速といえる公式戦出場へ、自信たっぷりに話した。

 「できるだけ早くプレーしたいし、22日に向けてコンディションを整えていきたい。仲間たちと一緒に練習をして、ファンに良いプレーを見せられたらいいなと思います」

 その風貌や優しい語り口からスターのオーラは感じられなくても、バルセロナやスペイン代表で披露してきた実力は本物だ。1日のW杯決勝トーナメント1回戦ロシア戦に敗れてから、約2週間を休養に充てた。その間も自主トレを行っており、22日デビューに向けてイニエスタは本気度を示してきた。状態、連係、そして蒸し暑い日本の気候に適応できるか不安は残るものの、本人の明るい表情を見れば、それ以上に期待できる。

 「(ファンが)私のプレー、チームのプレーを楽しんでくれることを期待しています。この新たな挑戦を本当に楽しみにしているので、うまくいくように頑張っていきたい」

 世界を魅了してきた司令塔が、港町神戸で迎える新たな船出。その時は、もうすぐだ。

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