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MF宇佐美貴史 プラチナ級ドリブル 貴重な個の打開力

[ 2018年6月9日 12:00 ]

侍 俺の武器

ガーナ戦でドリブルする宇佐美
Photo By スポニチ

 ハリルホジッチ監督就任後初試合となった15年3月27日の親善試合チュニジア戦でA代表デビュー。その後、宇佐美はハリル体制で国際Aマッチ21試合に出場したが、ドリブルの成功率は84%(50回中42回成功)でトップの数字を叩き出している。2位・香川が65.4%(52回中34回)で、3位・乾が63.6%(22回中14回)であることからも驚異的な確率であることは明白だ(ドリブル20回以上の選手)。

 パスをつなぐスタイルを標ぼうする西野ジャパンだが、局面を個で打開できる選手は貴重な存在。「フィニッシュもそうだし、フィニッシュまでの流れを円滑にすることが求められている」。ドリブルだけではなく、パスもシュートも一級品。かつて“プラチナ”と称された世代の筆頭格が躍動すれば、それだけ勝機は上がっていく。

 ◆宇佐美 貴史(うさみ・たかし)1992年(平4)5月6日生まれ、京都府長岡京市出身の26歳。G大阪ユース所属の高校2年時にクラブ史上初の飛び級トップ昇格を果たすと、11年7月には19歳でバイエルン・ミュンヘンに移籍。13年6月にG大阪に復帰も、16年6月にドイツに再挑戦し、17年8月から2部デュッセルドルフに加入した。国際Aマッチ通算22試合3得点。1メートル80、72キロ。

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2018年6月9日のニュース