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西野J スイスに0―2で敗れる 本田トップ下“復帰”も不発

[ 2018年6月9日 03:53 ]

国際親善試合   日本0―2スイス ( 2018年6月8日    スイス・ルガノ )

前半、競り合う本田(撮影・西海健太郎)
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 W杯ロシア大会に臨むFIFAランキング61位の日本が8日、敵地で同6位スイスと対戦。前半42分に先制を許すと、後半37分にも追加点を奪われ0―2で敗れた。DFラインを4バックに戻し、守備面ではある程度の成果を見せたものの攻撃陣は不発。トップ下で先発した本田も無得点のまま後半31分に退いた。

 ガーナ戦では3バックを試した日本代表だったが今回は布陣を従来の4―5―1に戻し、右から酒井高、吉田、槙野、長友を並べる4バックとなった。

 すると前半6分にチャンス到来。左サイドを駆け上がった長友にボールが渡ると、右足でアーリークロス。ゴール前で大迫が相手GKと競り合い、こぼれ球が原口のもとへ。原口は飛び出していたGKの頭越しにループシュートを狙うも不発。難なくGKビュルキ(ドルトムント)にキャッチされてしまった。

 互いに無得点のまま試合が進むと日本にアクシデント。同38分、大迫が腰を押さえてままピッチに座り込んでしまい、急きょ武藤が送り出された。大迫は相手選手と競り合った際、腰を痛めたもようでトレーナーに付き添われながらピッチを後にした。

 この交代で一瞬集中力が途切れたのか同42分に先制を許す。エンボロ(シャルケ)に左サイドでボールが渡ると、そのままスピードに乗せてしまいドリブルでペナルティ内に侵入され、吉田と接触。ここでエンボロが吉田にエリア内で倒されたとしてPKを献上。このピンチでリカルド・ロドリゲス(ACミラン)に左足で豪快にネットを揺らされた。

 1点を追いかける日本は後半11分に酒井宏と乾を同時投入。同25分には疲れの見え始めた大島に代え柴崎を投入。直後の同26分にカウンターのチャンスから右サイドでボールを受けた原口が中央へ切り込みながら左足でシュート。しかし、ボールに力なくGKの正面。

 同31分にはトップ下で先発した本田に代わって香川が投入されるも好機を作れず。同37分に日本の右サイド深くまでシャチリ(ストーク・シティー)に侵入され、逆サイドにクロス。このボールを中央に頭で折り返され、フリーのセフェロビッチ(ベンフィカ)に詰められ追加点を許した。

 その後も決定機を作れないまま試合終了。W杯本大会へ向け依然として不安を残す結果となってしまった。

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