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本田 欧州帰り咲きへ照準!W杯で価値健在証明だ

[ 2018年6月9日 05:30 ]

日本代表の練習でパスを出す本田(撮影・西海健太郎)
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 今季限りでのパチューカ(メキシコ)退団を明言している日本代表MF本田圭佑(31)が、欧州復帰を第1希望に掲げていることが8日までに分かった。欧州CLや欧州リーグに出場できる強豪クラブへの移籍を目指しており、W杯ロシア大会は健在ぶりをアピールする絶好の機会。チームの勝利とともに、個人の結果も手に入れるつもりだ。 日本代表メンバー  日程&結果

 野望は枯れていない。3度目のW杯。本田は「集大成」と位置付けて最後の舞台となることを示唆しているが、サッカー選手としては第一線で戦う意向を持っていることが判明した。

 パチューカ退団を明言した4月27日には「この世界を、より良いものにするために、新しい挑戦をしたい」と自身のツイッターでコメント。新天地としてサイドビジネスを展開する米国MLSが有力視されていた。しかし複数の関係者によると、本田は念願のスペインリーグを筆頭に、欧州CLや欧州リーグに出場する強豪クラブへの移籍に照準を合わせているという。昨年末にもパチューカ退団を画策。欧州クラブへの返り咲きを試みたが、本田が納得できるクラブからのオファーは届かず、残留を決めた経緯がある。

 ただパチューカでは公式戦34試合13得点7アシストと活躍。標高2400メートルの高地で心肺機能は向上、持久力や回復力も上がった。3月には日本代表にも半年ぶりに復帰し、W杯ロシア大会でもトップ下やシャドー(1・5列目)のレギュラーとして出場することが濃厚となっている。半年前と現在では置かれた状況が違う。

 W杯イヤーの移籍市場は例年、動きが遅くなる傾向にある。Rマドリード退団を示唆しているポルトガル代表FWのC・ロナウドや、同じくRマドリードのウェールズ代表FWベイルの去就も不透明。世界トップクラスの選手から動き、本田ら第2、第3グループの選手は7月までずれ込む可能性が高い。そのためコロンビア戦(19日・サランスク)をはじめ、全て格上と対戦するW杯は自身にとって最高の“品評会”となる。再び世界に「KEISUKE HONDA」の名前を知らしめ、今夏こそ欧州復帰を果たす。

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2018年6月9日のニュース