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遠藤 1・5列目で輝く!ガンバ新システムに“復活”の手応え

[ 2018年2月6日 05:30 ]

練習試合   G大阪3―1京都 ( 2018年2月5日    沖縄・南城市陸上競技場 )

相手マークと競り合いながらパスコースを探すG大阪MF遠藤(中央)
Photo By スポニチ

 “第2の香川”は、まさかの遠藤だった?沖縄2次キャンプ中のG大阪は5日、今季初実戦となるJ2京都との練習試合を行った。主力が出場した1試合目はスコアレスドローに終わったものの、1・5列目のポジションに入った元日本代表MF遠藤保仁(38)は手応え。レヴィー・クルピ監督(64)も遠藤の本格コンバートを示唆した。

 雨が降りしきる中、クルピガンバの“顔”が少しだけ見えた。無得点に終わったものの何度も得点機を演出。その中心にいたのは遠藤で、クルピ監督は自分の目に疑いがないことを強調した。

 「私は遠藤はボランチの選手ではないと思っている。もう一つ前でゲームをつくれる」

 通称「クリスマスツリー」と呼ばれる4―3―2―1システム。1・5列目の位置に入ったのは遠藤だった。正確な技術で好パスを連発。同じ1・5列目に入ったMF倉田やFW長沢と絡みながら、時には相手のマークがつきづらいポジションを取る。「最初の立ち位置がそこ(1・5列目)というだけ。まだコンディションが上がらない中で楽しくできた」。事もなげに話した遠藤がリズムをつくり出した。

 クルピ監督は来日した際、「(香川と)同じようなことが起これば良い」と話していた。C大阪を率いていた時にはボランチだったMF香川真司(ドルトムント)をトップ下にコンバートさせて開花させた。同じような育成を期待されており、まず着手したのはボランチを本職とするチーム最年長MFの最大の生かし方だった。

 年齢が高くなるにつれてポジションが下がっていく、サッカー界の常識に逆らう大胆采配。名将に導かれ、G大阪が大きく変わる雰囲気が漂っている。

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