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日本と同組、セネガルFWソウも狙う「トルコ経由ロシア切符」

[ 2018年2月6日 10:33 ]

神戸の元ドイツ代表FWポドルスキ(右)も15〜17年にガラタサライでプレーした
Photo By ゲッティ=共同

 日本代表DF長友佑都(31)がガラタサライに加入し、注目が集まるトルコリーグ。“ビッグ3”と呼ばれるガラタサライ、ベシクタシュ、フェネルバフチェを中心に、ベテランのスター選手が多数在籍する。18年W杯ロシア大会1次リーグで日本と対戦するセネガル代表のFWムサ・ソウ(32)は、1月にブルサスポルに加入。長友と同様、トルコ経由ロシア行きを狙っている。

 トルコには、ここ数年でベテランを中心にスター選手が続々と加入している。長友が加入したガラタサライは、現在J1神戸でプレーする元ドイツ代表FWポドルスキが15〜17年にプレー。現在もウルグアイ代表GKムスレラ、元フランス代表FWゴミスらが活躍している。ベシクタシュはDFペペ、FWクアレスマのポルトガル代表コンビが今季欧州CL16強入りに貢献。フェネルバフチェは15年からプレーしていたオランダ代表FWファンペルシーが1月に退団したが、元スペイン代表FWソルダード、元フランス代表MFバルビュエナらが健在だ。

 トルコリーグの魅力はビッグ3を中心に欧州CL、欧州リーグの欧州カップ戦でプレーできること。選手の所得税率が15%と、イタリア(同47.5%)など他の欧州主要リーグと比べて優遇されているため、給与手取り額が恵まれていることも大きい。長友と同様に半年後に迫ったW杯に向け出場機会を求めて移籍する選手も多く、その1人が1月にブルサスポルに加入したセネガル代表FWソウだ。

 32歳のベテランは、リール時代の10〜11年に25得点でフランス1部得点王に輝き、12〜15年に名門フェネルバフチェでリーグ通算108試合で52得点と活躍した。15年にUAEのアルアハリに移籍。16〜17年にフェネルバフチェへのレンタル移籍を経て再びUAEに戻っていた。トルコ復帰の理由について「自分の価値を高めたい」とW杯を見据えて欧州で存在をアピールするためと説明した。

 セネガル代表では歴代5位の18得点(49試合)を挙げているが、W杯メンバー入りへFW陣の競争は激しい。当確といえるのはエースのマネ(リバプール)くらい。28歳サコ(ウェストハム)、24歳コナテ(アミアン)、23歳ニアン(トリノ)、22歳ディアオ(モナコ)ら若手に負けないためには、トルコでの活躍が必須となる。

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2018年2月6日のニュース