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清水MF白崎 ゴールで復帰イヤーの躍進導く新エース

[ 2017年2月14日 07:41 ]

Jリーグキックオフカンファレンスに出席し、磐田・上田(右)と健闘を誓いあった清水・白崎
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 目標に「シングル(1桁順位)」を掲げるJ1復帰元年。チームの要はMF白崎凌兵(23)だ。昨季は主に左サイドハーフでリーグ35試合に出場し、チームを昇格まで押し上げた。プロ6年目の今季、高校以来のエースナンバーを背負うことになり「1桁を目指すチームとして残留争いは見ていない」と力強く話す。

 今年の清水の10番は嫌でも注目される。昨季18得点を挙げ、今季大宮に完全移籍したFW大前元紀(27)が14年から3年間背負った番号。クラブ側から打診され「自分がつけて1年間戦いたい、という気持ちがあった」と明かす。過去にも沢登正朗氏ら名だたる選手がつけてきただけに「歴史があるし、責任感や期待は増える」としながらも「あまり気負わず自分らしい10番像をつくれれば」と重圧を力に変えるつもりだ。

 昨季は8得点ながら、豊富な運動量で中央、右サイドにも顔を出し、攻守の切り替えや連動といった役割で前線を活性化させた。鹿児島キャンプでもJ2京都、柏との練習試合で連続アシストを記録するなど、早くも存在感を示している。「今年はより結果にこだわっていきたいし、それが自分の責任。やっぱり一番分かりやすいのは得点ですね」。数字とともに背負うのは、伝統のオレンジ軍団の完全復活。新たな“清水の顔”にはその覚悟がある。(鳥原 有華)

 ◆白崎 凌兵(しらさき・りょうへい)1993年(平5)5月18日、東京都生まれの23歳。山梨学院高から12年に入団。13年夏から14年までJ3富山(当時J2)に期限付き移籍。13年11月にはU―20日本代表に選出されたが、ケガで辞退した。15年に清水に復帰。J1通算28試合出場で2得点。1メートル81、70キロ。利き足は右。

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2017年2月14日のニュース