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磐田&清水 全勝譲らない!4季ぶり静岡ダービーへ早くも火花

[ 2017年2月14日 07:35 ]

4季ぶりのダービーに燃える磐田のMF上田(左)、清水のMF白崎
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 13日に都内で開催された2017Jリーグ・キックオフカンファレンスに磐田から名波浩監督(44)と主将の上田康太(30)、清水からは小林伸二監督(56)と新10番の白崎凌兵(23)が出席した。4月1日を皮切りに静岡ダービーが4季ぶりに実現する。両チームともリーグ戦とルヴァン杯の3戦全勝を誓うなど一歩も譲らなかった。

 全54クラブの監督や選手らが集う中、サックスブルーとオレンジが火花を散らした。そしてサッカー王国を代表する両監督と“チームの顔”らしく互いの手を握り合った。

 上田 ダービーは順位、時期に関係なくみんなが燃える試合。そこで勝てたら勢いに乗れるし、大事な試合になる。

 白崎 楽しみです。試合には出ていないけど雰囲気が凄かったのは覚えている。あの雰囲気でやれることはそうそうない。

 サポーターも燃える一戦はリーグ通算22勝5分け17敗で磐田が勝ち越している。だが、12年4月14日の第6節から清水は4連勝中。両チームとも4万人以上の集客を目指しており、過去44戦以上に盛り上がりそうだ。今季はリーグ2戦に加え、ルヴァン杯で同組に入ったことで計3戦となる。

 白崎 全勝します。(中学時代に所属していた)FC東京(U―15)でも(多摩川ダービーで)“ヴェルディには負けるな”という雰囲気が強かった。その経験があるからこそ、絶対に負けてはいけない。

 上田 僕らもそのつもり(全勝)で臨みます。どんな試合でも勝つつもりでいるし、特にダービーでは負けられない。良いゲームをしたい。

 ともに苦しんで、はい上がった。小林監督は「両チームとも痛い思いをしてJ2に落ちた」、名波監督も「お互い一度落ちて新しいダービーの空気が出る」。清水は昨年終盤に9連勝と勢いがあり、磐田は元日本代表MF中村俊輔(38)が加入するなど大型補強に成功。4年前とは状況も異なる。

 上田 (清水は)苦しんで上がってきたから強い思いがある。起点を押さえつつ良いゲームコントロールができれば。

 白崎 (中村加入で)凄い注目されるけど自分たちが注目されるチャンス。その中で点を決めたい。

 第1ラウンドは4月1日にエコパで。歴史と伝統を背負い、両チームが意地を見せる。

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