×

V王手!メッシ 誕生日“前祝い”2戦連発でバティ超え55点

[ 2016年6月23日 05:30 ]

米国戦でドリブル突破するアルゼンチン代表FWメッシ(左)(AP)

南米選手権準決勝 アルゼンチン4―0米国

(6月21日 ヒューストン)
 南米選手権準決勝の1試合が21日、米ヒューストンで行われ、アルゼンチンが4―0で開催国の米国に大勝し、2大会連続28度目の決勝進出を果たした。FWリオネル・メッシ(28=バルセロナ)が直接FKで2試合連続ゴールを決めて通算55点とし、同代表単独最多となった。93年以来9大会ぶり15度目の優勝を目指し、26日(日本時間27日)の決勝でチリ―コロンビア戦の勝者と対戦する。

 新記録はFK弾で決めた。1―0の前半32分、約25メートルのFK。靴ひもを結び直したメッシが短い助走から左足を振り抜くと、弧を描いたボールはバーをかすめてゴール右上に吸い込まれた。

 55点でアルゼンチン代表歴代最多記録を樹立。「バティストゥータの記録を超えられてうれしい。チームメートのおかげ。感謝したい」。05年の代表デビューから歴代4位の112戦目。マラドーナ(34点)、クレスポ(35点)、そして準々決勝ベネズエラ戦で並んでいたバティも抜いた。24日に迎える29歳の誕生日を自ら祝う形となった。

 新記録の次は無冠返上だ。チーム1点目と4点目をアシストするなど全得点に絡み大勝。ともに準優勝に終わった14年W杯、15年南米選手権に続いて主要国際大会で3年連続決勝進出を果たした。A代表で自身初の優勝に王手をかけ「望みであり、欲しいもの。今度こそ達成したい」と悲願達成を誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月23日のニュース