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川崎Fまさか… 最下位・福岡とドローで自力V消滅 5戦ぶり2位転落

[ 2016年6月18日 20:55 ]

<福岡・川崎F>前半、オーバーヘッドでゴールを狙う川崎・大久保だったがヒットせず

明治安田生命J1第1S第16節 川崎F2―2福岡

(6月18日 レベスタ)
 明治安田生命J1リーグ第1ステージは18日、各地で第16節の9試合が行われ、クラブ初となるステージ制覇に王手を懸けていた川崎Fが最下位の福岡と2―2で引き分け、5試合ぶりに首位を陥落。悲願の初優勝目前から一転、自力Vの可能性が消滅する波乱の展開となった。

 川崎Fが福岡に勝ち、2位の鹿島が神戸に敗れれば、最終節の1試合を残して川崎Fのステージ優勝が決まるはずだった。だが、腰や背中に痛みを訴えた大黒柱のMF中村憲剛(35)を欠いた川崎Fは前半だけで2点を失い、何とか追いついたものの逆転することはできずに、勝ち点は35どまり。神戸を2―1で下して8戦負けなしの5連勝とし、勝ち点を36に伸ばした鹿島に抜かれ、首位の座を明け渡した。2位に転落した川崎Fは自力Vの可能性が消滅。優勝するには第1ステージ最終戦となる25日の大宮戦(等々力)に勝った上で、他会場の結果を待つという崖っぷちに追い込まれた。

 悪夢のような前半だった。前節まで4試合勝ちがない最下位の福岡に対し、前半9分、15分と立て続けに失点。ともに今夏のリオデジャネイロ五輪代表メンバー入りを目指すFW金森健志(22)のゴールで2点を失うと、22分にはDFエドゥアルド(23)がプレー中に左足を痛めて交代を余儀なくされるアクシデントにも見舞われた。前半終了間際の42分に日本代表FW小林悠(28)の左足ループ弾で1点を返し、後半28分にはMF大島僚太(23)が得たPKをFW大久保嘉人(34)が決めて同点。2点差を追いつく粘りを見せたものの、逆転することはできなかった。

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2016年6月18日のニュース