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イタリア、イブラに12年前の雪辱 2連勝で決勝T進出

[ 2016年6月18日 05:30 ]

決勝点を挙げて喜ぶエデル(AP)

欧州選手権1次リーグE組 イタリア1―0スウェーデン

(6月17日 トゥールーズ)
 17日にE組のイタリアは、後半43分にFWエデル(29=インテル・ミラノ)が決勝点を決めて1―0でスウェーデンを撃破。2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。スウェーデンはFWズラタン・イブラヒモビッチ(34=パリSG)が不発に終わり、勝ち点1。16日にC組のドイツはポーランドとスコアレスドローで、ともに勝ち点4とした。同組で初出場の北アイルランドはウクライナを2―0で破り、初勝利で勝ち点3。ウクライナは2連敗で、今大会の1次リーグ敗退1号となった。

 下馬評が低かったイタリアが、初戦のFIFAランク2位ベルギーに続いてイブラヒモビッチ擁するスウェーデンも撃破した。決勝点を決めたのはインテル・ミラノで長友同僚のエデル。昨年代表デビューしたブラジル生まれの29歳が後半43分、左サイドからドリブルで切れ込みゴール右隅に蹴り込んだ。

 12年前のリベンジだ。04年大会に当時22歳のイブラヒモビッチに伝説のゴールを許した。ゴールに背を向けながら“上段回し蹴り”のようなヒールシュート。この1点で追いつかれて引き分けたことが1次リーグ敗退につながった。当時もゴールを守っていたGKブッフォンは「素晴らしい得点だったと思う。ズラタンを本当に警戒している。違いを生み出せる偉大な選手の一人だ」と、04~06年にユベントスでプレーした元同僚を徹底マーク。キエッリーニ、ボヌッチ、バルザーリのユベントス勢3バックとともに最後まで仕事をさせず、2戦連続の完封をマークした。

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