トルコ　いいところなく２連敗　指揮官激怒「本当に気に入らない」

欧州選手権スペイン戦、選手の不甲斐ないプレーに憤るトルコ代表テリム監督（ＡＰ）

欧州選手権１次リーグＤ組 スペイン３―０トルコ

（6月17日 ニース）
　トルコはいいところなく、３連覇を目指すスペインに完敗。２連敗で１次リーグ敗退が決まったテリム監督は「２失点目で試合が難しくなった。３失点目でチームがバラバラになってしまった」と嘆くしかなかった。

　試合序盤から王者の得意とするボール回しにほんろうされると、前半３４、３７分と立て続けに失点。後半開始直後に決定的な３点目を奪われると、途中からは主将アルダがボールを持つ度に、自国のサポーターがブーイングする事態になり、選手の集中も切れた。

　精彩を欠いた主将を「最も重要な選手の一人」と擁護した指揮官だったが、チーム全体のふがいない戦いぶりには「私は今までの人生で何かを諦めたことは一度もないが、今日のトルコ代表はタオルを投げてしまった。本当に気に入らない」と憤った。