Ｕ―２３手倉森監督　初優勝狙うぞ「欧州驚かせたい」

練習前に選手らとミーティングする手倉森監督（中央）

トゥーロン国際大会１次Ｌ・Ｂ組 Ｕ―２３日本代表―Ｕ―２３パラグアイ代表

（5月21日 フランス・オーバーニュ）
　トゥーロン国際大会に出場するＵ―２３日本代表は２１日、１次リーグＢ組初戦でパラグアイと戦う。試合前日の２０日のフォーメーション練習では、主力組に浅野、富樫らが入り最終調整を行った。

　手倉森監督は１９日にパラグアイ―ギニア戦、ポルトガル―イングランド戦を視察。「優勝してみたい。日本が優勝すると誰も思っていない。欧州を驚かせたい」と大会初制覇を目標に掲げた。日本は今回で１１度目の参加だが、過去最高成績は元日本代表の磐田ＭＦ松井らを擁した０２年の３位。快挙を達成し、その勢いを８月のリオ五輪につなげる考えだ。

　簡単でないことは分かっている。今大会、２０歳以下で臨んでいるポルトガルに対し、五輪に出場しないイングランドは２２歳以下だが１―０で勝った。「この組ではイングランドが間違いなく一番強い。五輪予選が終わった後の世代にこんなチームがあるんだぜ」と、驚いた。初戦のパラグアイに関しては「ずるがしこさを持ったチーム。その相手に対してイライラせずメンタル的に向き合えるか。勝たないといけない」と、初制覇へ、初戦から勢いに乗るつもりだ。