なでしこジャパン　高倉氏の監督就任決定、２７日に会見

高倉麻子氏

　サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の次期監督に、元代表選手でＵ―２０（２０歳以下）女子代表監督を務める高倉麻子氏（４８）の就任が決定したことが２６日、関係者の話で分かった。日本協会が２７日、東京都内で記者会見を開く。男女のフル代表では初の女性監督で、２０２０年東京五輪でのメダル獲得に向けたチームづくりが期待される。

　福島県出身の高倉氏は現役時代、読売（現日テレ）などで活躍し、代表では主力として１９９６年アトランタ五輪に出場するなど国際Ａマッチ７９試合で３０得点をマークした。

　引退後は年代別の女子代表監督を歴任し、１４年のＵ―１７（１７歳以下）女子ワールドカップ（Ｗ杯）で日本を初優勝に導いた。６月２、５日にアウェーで行われる米国との国際親善試合２連戦が初陣となりそうだ。

　０８年から監督を務めた佐々木則夫氏（５７）はことしのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で本大会出場を逃し、退任した。