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橋本、J史上初の“連闘”川崎F戦翌日にJ3でもプレー

[ 2016年4月18日 08:45 ]

16日の川崎F戦に出場したFC東京・橋本

 今夏のリオ五輪出場を目指すFC東京のMF橋本拳人(22)が17日“快挙”を達成した。この日はJ3に参戦するFC東京U―23のメンバーとして、午後2時開始のG大阪U―23戦に1―1の後半からプレー。前日16日にはトップチームで午後3時開始のホーム川崎F戦に後半23分から途中出場しており、史上初めて2日連続でJ1、J3のダブル出場を果たした。

【U―23日本代表日程】

 J3メンバー入りを言い渡されたのは前日の川崎F戦直後の午後5時すぎ。それから21時間後には、もうJ3のピッチに立っていた。川崎F戦は右MFで、この日は本職のボランチでプレー。だが、ともに勝ちにはつながらず「きょうのプレーではJリーグでコンスタントに出続けるパフォーマンスではない」と反省だけが口を突いたが、FC東京では複数のポジションをこなせるユーティリティーとして不可欠な戦力に成長している。

 11~13日に清水で行われたU―23日本代表候補合宿では、手倉森監督から初招集された。「自信を持ってやれた」と実力をアピールし、指揮官の評価も急上昇しているという。五輪出場への思いも「日本の国を背負って戦うチャンスはめったにない」とさらに強くした。13年から期限付きで約2年プレーしたJ2熊本には今も多くの友人がいる。「サッカーができるだけで幸せだと感じた」と被災地を気遣った橋本が、ここから五輪メンバー入りへギアを上げていく。

 ◆橋本 拳人(はしもと・けんと)1993年(平5)8月16日、東京都板橋区生まれの22歳。FC東京の下部組織で育ち、12年にトップ昇格。13年から2年間、J2熊本で“武者修行”して昨季復帰。後半戦からインサイドハーフとして定位置を確保した。1メートル81、74キロ。利き足は右。

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2016年4月18日のニュース