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G大阪 崖っ縁1次リーグ突破へ指揮官警戒「将来の韓国サッカー担う」22番

[ 2016年4月18日 18:35 ]

 19日にホームでアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの水原(韓国)戦を控えるG大阪は18日、吹田スタジアムで最終調整を行った。現在2分け2敗の勝ち点2でG組最下位。メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)の結果次第ながら、逆転突破には勝利が絶対条件となる。

 水原は勝ち点3で3位。ともに崖っぷちに立たされているが、G大阪イレブンが一様に「同じグループで一番強かった」と話す通り、地力はある。中でも警戒しているのは、リオデジャネイロ五輪出場を決めた手倉森ジャパンを苦しめた若きアタッカー、MFクォン・チャンフン(21)だ。

 元日本代表MF遠藤保仁(36)は「2列目の飛び出しに気をつけないといけない」と左サイドから好クロスを配給するMFヨム・ギフンとともに危険人物としてマーク。DF金正也(27)も「22番(クォン・チャンフンの背番号)が絡んできたらチャンスになる」と常に動きを把握することを意識した。

 クォン・チャンフンは今季の韓国Kリーグで6試合4得点。ACLでも6日のメルボルンV戦で1得点を挙げている。またリオ五輪出場を懸けた1月のアジア最終予選でも決勝のU―23日本代表戦でゴール。G大阪の長谷川健太監督(50)に「将来の韓国サッカーを担う」と言わせた男だ。このアタッカーの自由を奪うことが勝利への近道になるのは間違いない。

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2016年4月18日のニュース