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【リオdeオレ!!】柏MF秋野 ポリバレント武器に代表切符つかむ

[ 2016年3月20日 10:13 ]

<新潟・柏>4戦連続で先発した秋野はボランチで奮闘

明治安田生命J1第1S第4節 柏2―2新潟

(3月19日 デンカS)
 2人の恩師の前で、秋野が奮闘した。ボランチに入り、開幕から4戦連続で先発。序盤はボールを失う場面が目立ったが、中盤以降は得意の左足キックで正確なサイドチェンジを送るなどゲームをコントロールした。柏ユース時代の3年間、指導を受けた下平監督の初陣。敵将の吉田監督はジュニアユース時代の監督で昨季まで柏を指揮した。

 「下平さんに勝利をプレゼントしたかった。(吉田)達磨さんを意識しなかったと言えばうそになる」。自身がピッチを退いた直後の終了間際の失点で引き分けた一戦を振り返った。

 試合前に朗報が届いていた。内転筋を痛めたチームメートの山中に代わり、U―23日本代表のポルトガル遠征(21~30日)メンバーに追加招集が決定。手倉森ジャパンでは左サイドバックで起用される可能性が高い。昨年12月のカタール遠征以来の復帰に「このチャンスをものにできるかどうかで今後のサッカー人生が変わる。ポリバレントな部分は自分の特長。18人(の五輪本大会メンバー)に入るためにいろいろなポジションをできるところを見せたい」と意気込んだ。昨年11月の湘南合宿にも追加招集で参加したが、1月のU―23アジア選手権メンバーからは落選。今度こそ、チャンスをものにする。

 ◆秋野 央樹(あきの・ひろき)1994年(平6)10月8日、千葉県出身の21歳。9歳から柏の下部組織に所属し、13年にトップチームに昇格した。13年3月16日の仙台戦でJデビューし、J1通算29試合1得点。U―15から各世代の代表に選出され、11年にはU―17W杯に出場した。利き手は右、利き足は左。1メートル76、68キロ。血液型はA。

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2016年3月20日のニュース