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鹿島・金崎 代表エースは俺弾!スタッフ4人の前で決定力証明

[ 2016年3月20日 05:30 ]

<鹿島・FC東京>後半、2点目を決めた鹿島・金崎は歓喜のポーズ

明治安田生命J1第1S第4節 鹿島2―0FC東京

(3月19日 カシマ)
 明治安田生命J1第1S第4節は19日、各地で7試合が行われ、鹿島は2―0でFC東京を下した。日本代表FW金崎夢生(27)が全2得点を決めて、24日にアフガニスタン、29日にシリア(ともに埼玉)と戦うW杯アジア2次予選に向けて弾みをつけた。チームは暫定ながら2位に浮上した。川崎FはMF中村憲剛(35)の2得点などで、敵地で甲府に4―0と圧勝し首位をキープした。

 エースとしての仕事をやってのけた。0―0の後半5分、ゴール前で待ち構えDF山本の当たり損ねのシュートを左足で押し込んだ。「(山本)脩斗くんのシュートのこぼれ球を狙いにいったら、自分のところに来た」。1―0の後半43分にはゴール前でフリーになると、MF柴崎の右クロスを豪快な右足ボレーで叩き込んだ。「(柴崎)岳のボールが良かった」とパスの出し手を称えながらも、技ありのゴールで相手の息の根を止めた。

 手本を示した。この日は仲のいいMF鈴木がリーグ初先発。前日18日には「(鈴木が試合で)助けてくださいと言ってきたけど、俺は自分のことでいっぱいいっぱいだから無理」と“柄”にもないことを言っていたが、試合後には「これが格の違いや!!」と後輩にドヤ顔。リオデジャネイロ五輪出場を目指すプロ2年目の19歳に、A代表に定着しつつある先輩の力を誇示した。

 昨年11月に続き、アフガニスタン、シリアと2試合を戦うW杯アジア2次予選のメンバーに選出された。ハリルホジッチ監督は17日のメンバー発表会見で「得点を取れるところに入ってきてほしい。彼のクオリティーをA代表で発揮してほしい。特にゴールを取るところ」と、話していたが、代表スタッフ4人が見つめる前でその力を披露。シュート4本で2得点と高い決定力を見せた。

 21日から代表に合流する金崎は「頑張ります」と、短い言葉に決意を込めた。今季は鹿島では開幕からスタメンに定着し、4試合で3得点と量産中。好調をキープするストライカーは、代表初ゴールを決めた昨年11月12日、W杯アジア2次予選シンガポール戦からの出場2試合連続弾を狙う。

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