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神戸・小川復活弾!阪神ダービー2年10カ月ぶり勝利

[ 2016年3月20日 05:30 ]

<神戸・G大阪>前半36分 先制ゴールを決めガッツポーズの神戸・小川(左)

明治安田生命J1第1S第4節 神戸2―1G大阪

(3月19日 ノエスタ)
 神戸は、G大阪から13年5月6日以来の公式戦9試合ぶりの白星を挙げた。今季初先発の小川が前半36分に今季初ゴールとなる先制点。ペドロ・ジュニオールからの左クロスを左足で決めた。

 阪神ダービーで輝きを見せたのは、神戸のプラチナ世代だった。0―0の前半36分、左サイドを突破したFWペドロ・ジュニオールからクロスが送られると、待ち構えていたのが今季初先発の小川だ。「どフリーすぎて外せない緊張感があった」。視界がスローモーションになりながらも、冷静に左足で流し込み先制に成功。昨年5月2日の鳥栖戦以来、322日ぶりのゴールだった。

 「ずっとガンバに勝てていなくて、特別な思いがあった。自分のゴールで勝てたのは最高に気持ちいい」

 対G大阪はここまで公式戦8試合連続未勝利中で、前回の白星はJ2時代の13年5月6日のこと。その間、かつてU―17W杯でともに戦った宇佐美は8戦9発と大暴れ。長く煮え湯を飲まされてきた天敵だっただけに、約2年10カ月ぶりの1勝に喜びは大きかった。

 昨季は右足首痛に悩まされ、後半戦はほぼ棒に振った。調整の重要性を痛感した今季、新たにコンディショニングトレーナーに就任した田中章博氏(36)の教えを受け、練習や試合の前に約20分間の軽い筋トレを行うようになった。「全身の筋肉に刺激を入れることで、アップから体が軽く感じるようになった。合宿で体を見てもらって“左側の股関節が弱いから鍛えた方がいい”とも言ってくれた」。一から取り組み直した成果が復活弾につながった。

 後半13分にはFWレアンドロが古巣から追加点。連戦で疲れの見えるG大阪を攻守で上回り、今季の成績は2勝2敗の五分に戻った。「(G大阪戦勝利は)価値があるけど、これで浮かれてたらダメ」。タイトルを目指すべく、小川は早々と次戦を見据えた。

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