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“新ミスターレッズ”武藤 エース弾「結果で応えたかった」

[ 2016年2月24日 21:47 ]

<浦和・シドニーFC>前半8分、浦和・武藤が右足でゴールを決める
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ACL1次リーグH組 浦和2―0シドニーFC

(2月24日 埼玉)
 エースにふさわしい活躍だった。今季からエースナンバーの背番号「9」を背負う浦和のFW武藤雄樹(27)が公式戦初戦できっちり結果を出した。

 「先制点が大事だと思っていた。DFが油断してたと思うし、ボールが僕のところに転がってきたので、しっかり決められて良かった」

 前半8分、FW梅崎の右サイドからのクロスがDFの足に当たって角度が変わったこぼれ球だった。相手のDFとGKが譲り合い、ボールの処理が緩んだ一瞬のスキを見逃さなかった。トップスピードで走り込むと、ゴール右の角度のない位置から直接、右足を振り抜く。シュートはGKの足元を抜け左サイドネットを揺らした。

 今季からエースナンバーの「9」を与えられた。「ミスターレッズ」と呼ばれた福田正博氏が背負ったエースナンバーだ。「たくさんの期待があるのは感じている。ゴールという結果で応えたかった。きょうは決められて本当に良かった」。

 チームは昨季、Jリーグの第1ステージを無敗で制しながらも無冠に終わった。中でもACLはスタートダッシュ失敗が響き1次リーグ最下位で敗退した。「去年の反省を生かしたいと思っていた。ホームでしっかり勝てたことをうれしく思う。去年は(サポーター)に悔しい思いをさせた。ACL、リーグと全部のタイトルを獲れるように頑張りたい」。27歳の新ミスターレッズが第一歩をしるした。

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