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なでしこ岩渕 7カ月ぶり復帰!五輪予選で豪から“連発”狙う

[ 2016年2月24日 05:30 ]

23日から練習に合流した岩渕(右は宮間)

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(2月29日開幕、大阪)に臨むなでしこジャパンは23日、大阪府堺市内で直前合宿2日目の練習を行った。FW岩渕真奈(22=バイエルンM)がこの日から合流。右膝のケガで約7カ月ぶりの代表復帰となった中、軽快な動きを披露。昨年のW杯カナダ大会でゴールを決めているオーストラリアとの最終予選初戦で“連発”を狙う。

 なでしこジャパンを代表するドリブラーが帰ってきた。男子大学生との実戦形式の練習ではサブ組だったが、2トップの一角でプレー。ゴールはなかったが、効果的な動きを見せた。「戻ってこられて良かったなという気持ち。日本語っていいなと思いました」と約7カ月ぶりの代表での練習を振り返った。

 昨年のW杯後、8月に右膝内側じん帯を断裂し、9月に日本で手術を受けた。その後は長く苦しいリハビリ生活。「落ち込みましたけど、やるしかない。(ケガには)いい意味で慣れてるし」。それでも「どこかに意識は持っていた」と今回の最終予選は頭にあった。昨年12月にはチームの練習に復帰。2月14日のケルン戦で公式戦に出場し、間に合わせた。

 久々の代表では顔ぶれも変わった。澤穂希さんが引退。「澤さんの代わりがいないのは事実。でも澤さんがいないから負けちゃったじゃ済まない。自分自身も“もっともっと”という気持ち」とさらに高い意識で臨む考え。初戦で戦うオーストラリアは昨年のW杯準々決勝で得点した相手。「過去を振り返るのは好きじゃないけど、いいイメージはある」と笑った。自らの復帰を祝うゴールを決め、白星をもたらす。

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2016年2月24日のニュース