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FC東京 阿部弾がやっと…韓国王者に敗れACL黒星発進

[ 2016年2月24日 05:30 ]

全北に敗れ、肩を落として引き揚げる森重(右から2人目)らFC東京イレブン

ACL1次リーグE組 FC東京1―2全北

(2月23日 韓国・全州)
 アクシデントに見舞われながら奮闘したが、FC東京も黒星発進となった。全北に先制を許すと後半38分にも失点。4分後に阿部が一矢を報いたが1―2で敗れ、城福監督は「ペナルティーエリアに最初に入られたチャンスで決定力を見せつけられた」と悔しがった。

 試合前日にMFハ・デソンが右ふくらはぎを負傷。前半21分には、駒野が同じ箇所を負傷して交代を強いられた。城福監督は河大成の代役に昨季頭角を現した橋本をボランチに起用。駒野が退いた際は橋本を右サイドバックに入れて急きょ対処するなどしたが、相手が強かった。韓国リーグ2連覇中で、今オフも06年以来のアジア制覇を目指し、補強費に約10億円を投入。先発11人の平均身長で6センチ上回った相手にフィジカルで押し込まれた。

 0―1の後半11分には米本がドリブルで1人かわして右足を強振。シュートは無情にもバーに阻まれた。攻守に奮闘した米本も「あれは決めなければいけない」と唇をかんだ。それでも27日には大宮とのJ1開幕戦を控える。ACL初出場の東は「球際の激しさだったりJリーグでは経験できないことを経験できた。これをJリーグに生かさないと」と前を向いた。

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2016年2月24日のニュース