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GK権田、ホルン期限付き移籍発表「一度は引退も考えたが…」

[ 2016年1月9日 10:10 ]

ホルンへの期限付き移籍が決定したFC東京GK権田

 FC東京は9日、GK権田修一(26)がオーストリア3部ホルンへ期限付き移籍すると発表した。ホルンはACミランの日本代表FW本田圭佑(29)が実質的なオーナーを務めるクラブ。期限付き移籍期間は今年12月31日までとなっている。

 初の欧州挑戦となる権田はクラブを通じてコメントを発表し、「僕はFC東京の駒沢スクールに小学校3年生で入りました。約18年間、ずっとFC東京の恵まれた環境の中でプレーできたことで成長することができました。逆を言えば、僕はFC東京以外のチームを知りません。U―15からU―18、U―18からトップチームへ昇格して、進路を自分で決断することは一度もないサッカー人生を歩んできました。プロ生活10年目を迎えるこのタイミングで、サッカー人生で初めてチャレンジしてみたいと思い、今回の移籍を決断しました」と決断の理由を説明した。

 昨夏、オーバートレーニング症候群との診断を受けたが、既にコンディションは回復。「一度は引退する事も考えましたが、サッカーから離れてみたことで今はプレーしたい意欲が今まで以上に沸いています。この意欲を力に、欧州で一からサッカー人生を始めたいと思っています」と決意を明かし、「今までたくさんの応援をありがとうございました。これからもサッカー選手・権田修一への応援をよろしくお願いします」と関係者やサポーターに感謝している。

 権田はFC東京の下部組織から2007年にトップチームに昇格。J1リーグ戦通算183試合、J2は20試合に出場している。各年代の日本代表に選ばれ、12年ロンドン五輪、14年W杯ブラジル大会を経験した。

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2016年1月9日のニュース