青森山田ＤＦ原山ロングスロー貫く　好機「完璧に」ものにする

ロングスローを投げ込む青森山田・原山

第９４回全国高校サッカー準決勝 青森山田―国学院久我山

（1月9日 埼スタ）
　対策されても動じない。青森山田のＤＦ原山海里（３年）は静岡県内での前日練習でロングスローの最終確認を行った。仲間から「もっと飛ばせ！」との声も上がったが、「肩は調子いいです。きょうは調整だったので（肩を）使いすぎないよう意識した」とニヤリ。準々決勝での先発の平均身長は青森山田が１メートル７７．７、国学院久我山が１メートル７１．２。相手を６センチ以上も上回るだけに「セットプレーのチャンスは全部ものにしないと。そこは完璧にいきたい」と、ロングスローで得点を演出した１回戦、３回戦に続く活躍を誓った。

　埼玉県出身の原山にとっては“凱旋試合”。当日は家族や友人、中学時代所属したクマガヤＳＣの監督が観戦予定だ。「埼スタでできるのは光栄で楽しみ。成長した姿を見せられれば」。自慢の飛び道具で６大会ぶりの決勝へ導く。