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東福岡、17年ぶり決勝進出!2年生コンビ2発で夏冬制覇王手

[ 2016年1月9日 13:54 ]

<星稜・東福岡>前半44分、先制ゴールを決める東福岡・藤川(右)

第94回全国高校サッカー準決勝 東福岡2―0星稜

(1月9日 埼玉)
 第94回全国高校サッカー選手権は9日、埼玉スタジアムで準決勝が行われ、昨夏の高校総体を制した東福岡が昨年大会優勝の星稜(石川)を2―0で下し、連覇を果たした第77回大会(1998年)以来、17大会ぶりとなる決勝進出を決めた。

 東福岡はインテル・ミラノのDF長友佑都(29)、星稜はACミランのFW本田圭佑(29)と、欧州のビッグクラブでプレーするOBがいる両校。“ミラノダービー”と注目された強豪校同士の対決は、昨夏の王者に軍配が上がった。

 MF三宅、FW餅山が惜しいシュートを放つなど、序盤から好機をつくった東福岡。主導権を握りながらも得点を奪えない展開が続いたが、前半終了間際には、MF橋本が左サイドへのスルーパスに抜け出すと中央へマイナスのクロスを送り、MF藤川がワントラップしてから左足で豪快シュートを放って、ようやく星稜ゴールをこじ開けた。

 2年生ながら攻撃の中心を担う藤川だが、今大会ここまでは右足首捻挫の影響で先発を外れており、この試合が初スタメン。相手DFのマークをものともせず、冷静な判断でチームに先制点をもたらした。星稜は前半はシュート0に終わった。

 東福岡は後半12分には右クロスを受けたMF鍬先が右足で追加点。またも2年生の得点でリードを広げると、守備では星稜に決定機をつくらせず、2―0で快勝した。

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2016年1月9日のニュース