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100円ビッグ 4月に発売、新国立財源確保へ新商品

[ 2015年12月30日 17:53 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の整備費確保に向け、スポーツ振興くじ(サッカーくじ)を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)が、コンピューターが無作為に結果を選択するくじ「ビッグ」で、現行商品より安い1口100円の新商品を16年4月から販売することが30日、関係者への取材で分かった。

 政府は新国立競技場整備費の半分以上を、事実上くじの売り上げに頼る枠組みをまとめている。JSCは現在1口200~300円の計3種類があるビッグに、より安価で購入しやすい新商品を加え、売り上げを伸ばしたい考えだ。新商品の当せん金は明らかになっていない。

 新国立競技場は建設財源確保が課題となっており、今回の新商品とは別に、くじの売り上げから競技場の財源に充てる割合を5%から10%に引き上げる関連法改正が議論されている。ラグビーやバスケットボールをくじの対象とすることも検討されている。

 06年から始まったビッグは予想がいらない手軽さと、最高6億円の高額当せん金が魅力となり大ヒット。当時売り上げ不振に陥っていたくじの起爆剤となった。

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2015年12月30日のニュース