青山主将、土砂災害犠牲者に報告「優勝したよ～！」ＭＶＰも獲得

抱き合う佐藤（右）と青山

Ｊリーグチャンピオンシップ決勝第２戦 広島１―１Ｇ大阪

（12月5日 Ｅスタ）
　１１年ぶりに復活したＪリーグチャンピオンシップ（ＣＳ）は５日、エディオンスタジアム広島でホーム＆アウェー方式の決勝第２戦が行われ、第１戦を劇的な逆転勝利で飾った年間勝ち点１位の広島が同３位のＧ大阪と１―１で引き分け、通算１勝１分けで１３年以来２年ぶり３度目となる年間王者の座に輝いた。

　村井満チェアマン（５６）から授与された優勝シャーレを両手で高々と掲げた主将のＭＦ青山敏弘（２９）は大会を通じたＭＶＰ（最優秀選手）にも選ばれ、賞金１００万円を獲得。優勝決定後のインタビューでは「日本一だよ～！」と叫び、「エディオンスタジアム、満員だね～！皆さんのおかげで優勝できましたよ～！」とスタンドをチームカラーの紫色に染めたサポーターに向かって声を張り上げた。

　昨年８月には広島市を襲った土砂災害で７５人が亡くなった。青山は場内インタビューでそのことに自ら触れ、「去年、土砂災害で被害に遭った方とかに、いい報告がしたかった」と一言。犠牲者の中にはサポーターも含まれており、「優勝したよ～！」と天国へ優勝を報告した。