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FIFA汚職事件、幹部ら16人を起訴…全員が中南米関係者

[ 2015年12月5日 05:30 ]

FIFAの汚職事件で逮捕されたナポウト副会長(AP)

 米司法省は3日、FIFAの汚職事件で現幹部ら16人を収賄の罪などで起訴したと発表した。

 スイス当局が同日にチューリヒ市内で逮捕したナポウト(パラグアイ)、アウィト(ホンジュラス)のFIFA副会長2人を含む全員が中南米の関係者。ブラジル協会のデルネロ会長とテイシェイラ元会長、ホンジュラスのカジェハス元大統領(元同国協会会長)ら大物も含まれ、米国はホンジュラスに元大統領の身柄引き渡しを要請した。

 賄賂総額は2億ドル(約245億円)以上とみられ、会見したリンチ米司法長官は「言語道断。陰に隠れて捜査を逃れようとしている者も追及は逃れられない」と捜査の拡大を明言。FIFAは捜査への全面協力を約束した。

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2015年12月5日のニュース