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広島2年ぶり年間王者!浅野ドロー弾、森保監督は日本人最多3度目V

[ 2015年12月5日 21:26 ]

<広島・G大阪>後半31分、浅野はヘディングでゴールを決める

Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦 広島1―1G大阪

(12月5日 Eスタ)
 11年ぶりに復活したJリーグチャンピオンシップ(CS)は5日、エディオンスタジアム広島でホーム&アウェー方式の決勝第2戦が行われ、第1戦を劇的な逆転勝利で飾った年間勝ち点1位の広島がホームでの第2戦で同3位のG大阪と1―1で引き分け、1勝1分けで13年以来2年ぶり3度目となる年間王者の座に輝いた。森保一監督(47)は就任4年目で3度目の優勝。横浜・岡田武史監督(当時)らの2度を抜いて、史上最多となる日本人指揮官初の3度目Vとなった。

 試合巧者ぶりが際立った。広島は前半27分、G大阪MF遠藤の蹴った右コーナーキックに、右足を合わせたMF今野にゴールを割られ、先制を許した。

 だが、慌てない。このまま0―1での敗戦ならアウェーゴール数で上回り年間王者が決まる。0―1で前半を折り返すと、後半にカードがきられた。同12分、FW佐藤に代えてFW浅野を投入。スピードを生かしてカウンターの機会をうかがう。

 迎えた同31分、右サイドを駆け上がった途中出場のMF柏からのクロスを浅野が頭で押し込み同点とした。

 2日にアウェーで行われた決勝第1戦(万博)では、1―2のビハインドから後半ロスタイムに2ゴールを奪う劇的な逆転勝ち。第2戦でも先制されながら、途中出場した2人の活躍で追いつき、森保監督の選手起用が的中した。

 年間王者の広島は、3年ぶりに日本で開催されるクラブワールドカップ(W杯)への出場権を獲得。10日に横浜国際競技場で行われる開幕戦でオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)と対戦する。

 G大阪は3冠を達成した昨季から一転、ナビスコ杯に続いてJリーグ王者も逃し、8強に残っている天皇杯に今季最後のタイトル獲得を懸けることになった。

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