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G大阪、下克上失敗 今野CS3戦連発も…宇佐美は11戦無得点

[ 2015年12月5日 21:18 ]

<広島・G大阪>下克上ならず、がっくりとうなだれる宇佐美

Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦 G大阪1―1広島

(12月5日 Eスタ)
 11年ぶりに復活したJリーグチャンピオンシップ(CS)は5日、エディオンスタジアム広島でホーム&アウェー方式の決勝第2戦が行われ、第1戦をまさかの大逆転負けで落とした年間勝ち点3位のG大阪は、同1位の広島と1―1で引き分け、下克上でのリーグ連覇を逃した。

 2日に行われた決勝第1戦(万博)では、2―1のリードから後半41分にMF呉宰碩(オ・ジェソク)が一発退場となったことをきっかけに流れを失い、ロスタイム突入後の後半46分と51分に2ゴールを奪われてまさかの大逆転負け。G大阪が逆転で年間王者に輝くには、第2戦で2点差以上の勝利か、4得点以上しての1点差勝ちという厳しい条件が付いた。

 長谷川監督は退場による出場停止の呉宰碩に代えて右サイドバックの先発には米倉を抜てき。逆転優勝するには大量得点が欲しいG大阪は積極的にシュートを放ち、相手ゴール前に迫った。そして迎えた前半27分、遠藤の右CKから今野がCS3戦連発となるゴールを右足で決めて先制。だが、追加点を奪えないうちに反対に失点してドロー決着。エースの日本代表FW宇佐美は、9月26日のJ1第2ステージ第12節・柏戦(万博)を最後に公式戦11試合ノーゴールに終わるなど課題を残した。

 後半12分に倉田、同19分にパトリックと次々にアタッカー陣を投入。前線の活性化を図りながら追加点を奪えなかった長谷川監督は、「あの面子で取れなかったらしゃーないですね」とサバサバした表情。「柏が素晴らしいクロスを上げて、浅野も上背はないがしっかりああいうところで決める。広島が優勝するに値する辛抱強い試合をしたと思う」と相手を称えた。

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