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続投の石崎監督、来季へ厳しい表情「J2はそんなに甘い世界じゃない」

[ 2015年10月24日 17:06 ]

<神戸・山形>ベンチで険しい表情の石崎監督(左)

J1第2ステージ第15節第1日 山形1―3神戸

(10月24日 ノエスタ)
 歓喜の4年ぶり昇格からわずか1年でのJ2降格決定。神戸との直接対決にも1―3で敗れ、J1残留を果たしことができなかった山形の石崎監督は「残念ですね…」と寂しそうに肩を落とした。

 引き分けでも降格が決まるという厳しい条件の中、後半12分にはオウンゴールで追いついた。だが、リスクを冒して攻めた終盤、神戸FW渡辺にハットトリックを決められての敗戦だった。

 「特に前半は攻撃のところでまだ相手を恐れているところがあった。グラウンドが悪いから長いボールが多くなるのは分かるが、チャンスがあればしっかりつないでいかないといけない」と石崎監督。ここまで4勝のシーズンを振り返って「出来た部分と出来なかった部分があるが、何ができなかったというと単純に点が取れない。そういうチャンスが少ない」とここまで32試合で23得点の攻撃を課題に挙げ、ここまで32試合47失点の守備に関しては「ある程度できるところはできた」と振り返った。

 クラブは今月21日にはすでに石崎監督の来季続投を発表済みだが、今季もあと2試合が残っている。「出来た部分をあと2試合でやって、課題の攻撃は一気には変わらないが、来季に向けて意欲は出していきたい」という指揮官。J2で迎える来季については「J2はそんなに甘い世界じゃない。J1よりもかなり厳しい部分がある。J1から落ちたからってすぐJ1へ上がってこれるほどJ2は甘くない。足りない部分をどう補強して、ストロングポイントを伸ばすかが大事」と最後まで厳しい表情で話した。

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