×

李忠成、古巣射抜く!FC東京戦の先発浮上、勝って引導渡す

[ 2015年10月24日 05:30 ]

居残りシュート練習する李

J1第2S第15節 浦和―FC東京

(10月24日 味スタ)
 リーグ年間2位の浦和は24日に敵地でFC東京と対戦する。前回対戦で先制点を挙げたFW李忠成(29)は先発に抜てきされる可能性が浮上。腰痛から復活したストライカーは、ゴールを挙げて自らの代名詞である弓矢パフォーマンスの披露を宣言した。年間1位争いで古巣に引導を渡し、同じく古巣の広島とのマッチレースに持ち込む。

 浦和の闘魂ストライカーが、古巣に引導を渡す。試合前日の戦術練習で主力組に入った李は、武藤とコンビを組む2シャドーの右に配置された。13試合ぶりとなる先発の可能性が浮上し「(FC東京の)サポーターに愛されて心が痛いけど、頑張らないと」と気合を込めた。

 充電完了だ。今月3日の鳥栖戦直前にぎっくり腰となり、鳥栖戦だけでなく17日のG大阪も含めた直近2試合でベンチ外となった。「3、4日間、自宅で動けなかった」と明かし、個人トレーナーを付けながら回復に努め、満を持しての登場。「(練習量が)100%から0%になったので、ビックリした」と振り返りながらも「治りました。休暇をもらったのでゴールで貢献しないと」と笑い飛ばした。

 得点の予感がある。今季、唯一リーグ戦で決めたゴールは5月16日のホームFC東京戦。前半5分に下部組織から育った古巣へクロスに合わせて先制ゴールを叩き込み、代名詞である弓矢ポーズを埼スタで豪快に決めた。前線で攻守に奮闘し、4―1の勝利に貢献。日本代表のハリルホジッチ監督に「いつもこういう試合が見たい」と言わしめた。強い思いを抱く日本代表の指揮官も再び視察に訪れる。「前の試合みたいにクロスから点が取れれば」と狙いを定め「点を取って(弓矢ポーズを)やります」と誓った。

 年間3位のFC東京との年間勝ち点差は「6」。勝てばライバルを蹴落とし、チャンピオンシップのシード争いは同じく古巣の広島との一騎打ちとなる。「味スタは地元だし、NHK(総合)でも生中継するし、楽しみ」。浦和は2年連続で残り3節から未勝利の失速。漂い始めた暗雲を、李が振り払う。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月24日のニュース