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宇佐美“悪夢”断ち切るV弾 東アジア杯へ「リズムつけて…」

[ 2015年7月26日 08:50 ]

<神戸・G大阪>後半32分、宇佐美が勝ち越しゴールを決める

J1第2S第4節 G大阪2-1神戸

(7月25日 ノエスタ)
 各地で9試合があり、G大阪はFW宇佐美貴史(23)の決勝ゴールで神戸に2―1で競り勝った。前半12分にMF遠藤保仁(35)の芸術的なミドルシュートで先制。連戦の疲れもあって1度は追いつかれたものの、得点試合の不敗神話を37(31勝6分け)に伸ばしたエースの活躍で、4試合ぶりの勝ち点3をもぎ取った。

 エースの一撃で勝ち切った。1―1で迎えた後半32分、宇佐美が右足で放ったシュートは、右ポストをかすめる決勝弾。「スタジアムの雰囲気もいいし、モチベーションになる」と語る「阪神ダービー」出場10試合での通算12点目が、4戦ぶりの白星に導いた。

 重苦しい雰囲気を振り払った。ここ3試合はリードしながら勝てず、この日も先制したものの、退場者が出て10人となった神戸に前半終了間際、同点弾を許す。“4度目の悪夢”と誰もが思い始めたところを、エースの一発で断ち切り「次も、このリズムで行きたい」と納得の表情を見せた。

 3試合未勝利の責任を背負い込み、苦しんできた。15日の名古屋戦では守備面の貢献不足から今季最短の69分で交代。突きつけられた課題を真しに受け止め、この日も前半16分には自陣でのスライディングブロックを見せた。代表でもチームでも成長を求められ「いい刺激になっている」と納得してはいるものの「任されているのはゴール。攻撃の選手なので、守備に貢献してもシーズン0点では意味がないし、そんな選手になるつもりもない」とストライカーとしての責任感も口にした。

 29日のアウェー新潟戦を終えると、日本代表として東アジア杯に乗り込む。「勝ちのリズム、ゴールのリズムをつけて、代表に行くことができれば」。まずは中3日で迎える一戦で結果を出し、代表エースの座へ弾みをつける。

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